仮歌の仕事で一番大事なのが、お客様との信頼を築くことです。
折角、自分の歌声を選んでいただいたのですから、相応のクオリティーをもって答えるべきであると私は考えます。
そこで必要となってくるのが、お客様が「また頼みたい」と思えるような仮歌の提供です。
今回は、仮歌のお仕事で気を付けなければならない事項を3つ紹介します。
自分の歌は商品であることを自覚する!
お客様は色々な方の歌を事前に聴き、吟味した上で依頼されていらっしゃいます。
自分はたくさんいる仮歌のお仕事をされている方々の中から、選ばれたのだということを自覚しましょう。
自分の歌は商品です。これは鉄則です。
商品であることを踏まえて、考えなければならないことが2つあります。
1つ目がピッチ。
自分の中で完璧だという歌は歌えてますか?
歌を聴き直してもピッチがずれている場所はありませんか?
仮仮歌やメロディーを比較して、音程が食い違っている個所はありませんか?
その後、自分でピッチ補正ツールを使わずにしても、レコーディングの段階で完璧に音が取れている状態にしておきましょう。きちんとした音源ですと、お客様のその後のMIXがとても楽になります。
2つ目がタイミング。
出だしはずれていませんか?
拍感がおかしくはなっていませんか?
こちらもピッチ同様大事にポイントになります。補正ツールで整えることもできますが、まずはレコーディングの時点で完璧にこなすということを前提にしましょう。
メッセージのやり取りは、丁寧かつ速やかに!
お客様とのやり取りはとても重要なものです。相手もお仕事の合間にメッセージを送ってきてくださっているのでレスポンスは早めに。
歌い方の質問なども一つのメッセージにまとめて送りましょう。
リテイクをお願いされるときもあると思いますが、リテイクこそ実力を見せるとき!
修正箇所を確認したら1時間以内には仕上げて返答するとよいでしょう。
とにかく、反応が早いとデータの受け渡しがスムーズになり、お互いにお仕事がしやすくなります。迅速な対応ををすることで、間違いやトラブルなく業務を遂行できます。
丁寧で素早い行動はリピーターにもつながりますので、まずこれを意識して業務を行ってみてください。
書き出しの方法に気を付ける!
お客様に指定された拡張子・周波数・ビットレートは気にしていますか?
拡張子はwaveが基本ですが、周波数が41.1KHz、48KHz。ビットレートが16bit、24bitと変わるときが多々あります。
何度もお仕事を頂いている方が前回と同じ書き出し方法で大丈夫ですが、初めてのお客様だった場合は、書き出し条件をしっかり確認しておきましょう。
さらに、頭出しにも気を付けましょう。
頭出しは、いただいた伴奏の音源の、頭と終わりに合わせて書き出せばOKです。
ボーカル音源のリリースが伸びていたり、デクレッシェンドで終わっていた場合は多少伸ばして書き出して大丈夫です。
データを渡した後、MIX作業が行われることを意識して音源の書き出しをしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
お客様に完璧な歌を提供するには歌のクオリティーを上げること以外にも、相手のことをしっかり考え喜ばれる行動をすることも重要です。
仮歌のお仕事をする身としては、お客様がリピーターになってくださることが何よりの喜びです。
お客様目線で、これからは業務に取り組んでみてください!
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「らしさ」を見つけるシンガーソングライター。現在オリジナル曲の数「11曲」
2017年から活動開始、楽器の出来ないシンガーソングライターとして、すべてDAWで作曲を行っている。
そのほか、動画編集や歌唱の指導などを、多方面で活動中。