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いくつになっても歌い続けれるように今から出来ること

カラオケ

歳をとると手足の筋力がだんだん弱くなるように、声を出す時に使う声帯の筋肉も衰えていきます。だんだん声がかすれる・声が出にくい…などの症状がある方は声の老化が進んでいる可能性が大です。昔はハイトーンも余裕で出ていたのに、少しずつ出なくなってきた…という方、必見です!

喉も筋肉なので衰えます

喉仏の中にある2枚の薄い粘膜、これがいわゆる「声帯」です。吐いた息がその2枚の粘膜の間を通ると震える→音になって声になります。歳を取ると、声帯が細くなるのと同時に声帯を動かす筋肉や粘膜もだんだん委縮していきます。

そうなってくると声帯を潤す粘液が減る→うまく声帯周りの筋肉が動かなくなってくる→声帯が震えにくくなる→声帯がきちんと閉じなくなり息もれが多くなる→弱々しい声やかすれた声になるのです…!

とにかく声を出していく!

じゃあどうすれば今のままの声を保つことができるのか?一番の対策方法は、衰えないように日頃からよく声を使うこと!結局、喋る機会が減ってしまって声をあまり使わなくなってしまったことが弱々しい声になる一番の原因です。

積極的におしゃべりをする、よく歌を練習する、日頃から声を出す習慣をつけると良いです。家では中々練習しにくい…という方には、私はよく新聞や絵本などの朗読をお勧めしています。その際にマメな水分補給や加湿も忘れないようにすると、使った筋肉の回復も早いですよ。

70歳の現役オペラ歌手

歳を取れば取るほどに声は重くなる傾向にありますが、だからと言って無茶な選曲をすれば声を潰しかねません。ただし、年齢を重ねるほどに経験値が増えるので、歌に対しても豊かな表現が出来るようにもなってきます。年齢とともに無理なく自分にあった選曲をすることが大事です。

そんな歳と共に自分にあった選曲をし、今でも現役で活躍しているプロのオペラ歌手をご紹介させてください。

2019年、まさしく今年の10月に引退を表明したバリトンオペラ歌手のレオ・ヌッチです。現在77歳。この夏は「セビリアの理髪師」というオペラで役も演じていましたし(2時間半の演目です)、コンサートにも出演していました。とても70代には見えない活躍ぶりです。

10年前の動画とはいえ当時67歳。目をつぶって聞けば20代の歌手となんら遜色がありません。

HD – Leo Nucci alla Scala – Macbeth

まとめ

いかがでしたでしょうか?歳を重ねれば筋肉が衰えていくことは避けられません。それでも生涯現役、を目指すのであればやはりきちんとした知識とトレーニングは必須になるでしょう。いくつになっても好きな歌を続けたい、という方は是非、今日から意識してみて下さい。

もっと歌が上手くなるための一歩を踏み出そう

もっと歌が上手くなりたい、歌声にもっと自信をつけたい、そんな時は一度プロのボイストレーナーに相談してみるのはいかがでしょうか?基礎から一度見直してもらったり、歌の悩みを相談できたりと、多くの学びがあります。

どんな雰囲気でレッスンをしているかを掴むためにもまずはお近くの無料体験レッスンが出来るマンツーマンのボーカルスクールに一度足を運んでみるのはいかがでしょうか。

ボイストレーニングを受けて、今よりももっと上手く歌えるようになって多くの人を感動させられる歌への一歩を踏み出してみましょう!