レコーディングの世界は本当に奥が深いです。サウンド&レコーディングという雑誌を読んでいると本当に勉強になります。
しかし、中級~上級者向けの雑誌なので、これからレコーディング知識を身に付けようという方には少々敷居が高い雑誌でもあります。
そこで今回はレコーディングでギター録りで、誰でもすぐに取り組める豆知識を紹介します。
バッキングは2回録る
同じようなバッキングでも2回、本採用のものを録っておきましょう。
これを左右にふることで音圧が増しますし、微妙なズレがステレオ効果を産みます。
左右に振った結果、そこまで音圧がいらないということであっても、うまく弾けた方を本採用すればいいので無駄にはなりません。
また、あえてずらして弾くというのも手です。
手書きで申し訳ないのですが、2種類の刻み方が違うバッキングを左右にふります。
ハードロック調な曲で使うと厚みがでます。
マイクの位置で確認
安価なアンプシミュレーターが普及し、レコーディングでアンプを使うことは絶対ではなくなりました。
軽いデモ音源を作るくらいならそれでも問題ありませんが、本チャンのクオリティにするにはやはりアンプにマイクを立てて録音したいものです。
もちろん高価なシミュレーターを持っていて、それを使いこなせる技量があるならその限りではありませんが、アンプにこだわりたいギタリストもまだまだ多いです。
アンプからマイクで録音する時に気を付けたいのがリスニングポイントです。
普段、自分の音を作る時にどうやっていますか?アンプを地面やアンプ台において、自分は立って音を作りますよね?
しかし、レコーディング時にマイクはアンプのすぐ前に置くのが一般的です。
高さが30センチも違えば聞こえてくる音は全く別物になります。
これが「思っていたような音にならなかった」という場合のよくある原因です。
極力自分が思い描いた音に近づけるためには、アンプの前にあぐらをかいて音作りしましょう。
セッティングはメモる
超基本ですが意外と見落としがちです。
こちらもセッティングを保存できないアンプから録音する人向けです。
レコーディング時は普段と違うセッティングをすることがほとんどですが、どの曲のどのトラックで使った音かを必ずメモを取りましょう。
録り直したい時、同じ音が別な曲で使いたい時など役に立ちます。
まとめ
シミュレーター派よりもアンプ派を対象にした内容になってしまいましたが、これは私がアンプ派だからです。
アンプの音にこだわりがあるから…ではなく、シミュレーターは自由度が高すぎるというのが理由です。
シミュレーターは今やなんでもアリです。
キャビとヘッドの組み合わせはもちろん、使用マイクからマイクの位置、スタジオの大きさまで多くのシミュレートができます。
いじり始めると楽しくなってしまって、何も録れないまま1日が終わります。そして、何がいい音だったかわからずに混乱してきます。
レコーディングにこだわり始めるとキリがないので、最低限の知識だけで勝負するというのも一つの方法です。
メインの楽器はギターで、春畑道哉先生(TUBE)と松本孝弘先生(B’z)を崇拝しています。
その他にベース・ドラム・キーボードも自分でいじって遊んでいます。
YouTubeにてその様子を公開しているので、興味のある人は見てください。