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印象に残るメロディを作ろう

作曲・編曲

思わず口ずさんでしまうメロディ、頭に残って離れないメロディってありますよね?
リスナーの印象に強く残るメロディを作りたいと思うのはどの作曲者も同じです。

偶然にもそういった曲ばかりが作れればいいのですが、ちょっと印象に残るメロディ・曲を分析してみませんか?もちろんそのパターンはいくつもあります。今回はその中からいくつかピックアップしてみたので曲作りの参考にしてみてください。

【1】同じリズムで繰り返す

主にサビでよく使われるのですが、同じリズムを繰り返すと印象に残りやすくなります。
ただし、メロディまで同じだとクドイのでそこは変えます。

星野源さんの大ヒット曲「恋」のサビを思い出してください。忘れた、知らない人は動画の49秒くらいからがサビなので聞いてみてください。

星野源 – 恋 (Official Video)

出だしの【胸のなかーにあるーもーのー】というメロディと同じリズム、または少し崩したリズムが何度も繰り返し使われています。
恋ダンスや逃げ恥の影響で売れたというのもありますが、この曲のサビにはこんなリズムの工夫がされています。

【2】同じ音程を繰り返す

星野源さんの【恋】はリズムの繰り返しでしたが、今度はメロディも繰り返してみましょう。

あれ?さっきメロディは変えないとクドイって言わなかったっけ?

とツッコミが来そうですね。
でもコード進行を変えてあげればそんなことはありません。

米津玄師さんの【Lemon】ですが、同じメロディを違うコード進行に乗せて歌っています。

米津玄師 MV「Lemon」

1:00~1:07まではメロディが同じなんです。もちろんリズムも同じなので、相乗効果で耳に残りやすいですね。

【3】パワーワードを入れる

サビのおいしいところで曲のタイトルにもなるような、ズガンと脳裏に焼き付く歌詞をはめられればリスナーは嫌でもメロディと歌詞を同時に覚えてしまいます。

これが簡単なようで難しいです。難しい言葉を選ぶ必要はないのですが、どの言葉をチョイスするか、非常にセンスが問われるところですね。

個人的見解ですが、ちょっとダサイくらいがいいと思っています。
ヘタに恰好つけた言葉や、非日常のロマンティックな言葉よりも親しみの湧くダサイ言葉の方がウケがいいです。

まとめ

冒頭にも書いた通り、印象に残るメロディの作り方はまだまだたくさんあります。

売れている曲や自分が覚えやすかった曲など、様々な角度から分析してみると面白いですよ。
譜面に抵抗がない人はボーカルメロディだけでも譜面にしてみましょう。歌うだけでなく、視覚的に曲を見ると新しい発見があります。
譜面が苦手という人は、鍵盤やギターの指板でメロディをなぞってみてください。譜面が読めなくても視覚的にわかります。

作曲をしっかりと勉強したい人へ

作曲方法は色々とありますが、もし今まで完全に独学でやってきたという方は、まずは書籍でざっとで良いので勉強してみることをオススメいたします。

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