ポップスやロックにおいて、フロントマンとして目立つポジションのボーカルとギター。
性格的にも自己主張の強い人が多いので、 いい意味で個性がぶつかり合えば相乗効果でバンド全体をよく見せることができます。
しかし、その反面、悪い意味でぶつかり合ってしまうことも珍しくありません。
今回はギタリスト側からボーカリストに対する意見に焦点を当て、バンド全体の向上を目指しましょう。
1.ギターソロの邪魔すんな!
バンド全体の音楽がポップスなどであっても、ギタリストはロック畑出身ということが非常に多いです。
近年、ポップスではギターソロがない曲も多く、ロック系ギタリストは自己主張の場が減ってしまい肩身の狭い思いをしています。
そんな中、最大の見せ場であるギターソロでボーカルに
うぉおう いいぇえ~ ふぅー!
とか被せてこられると非常に邪魔なのです。
それがマッチしていればまだいいのですが、全然合っていないのに妙なアドリブで主張してくるとギタリストのイラ立ちは頂点に達します。
ボーカリストは常に注目されているので、見せ場くらいは譲ってあげましょう。
2.歌でもアドリブ入れてこい!
ボーカリストはアドリブを入れるのが少ないことを気にしているギタリストは多いです。
楽器隊、特にギターは生演奏の際に率先してアドリブをいれてライブ感を出しますが、ボーカルはせいぜいメロディの尺を一部変えるくらい。
メロディそのものを大幅にアドリブで変えるようなボーカリストは多くありません。
いつでも同じ歌を歌える正確性も大切ですが、ギターに限らず、周りの演奏に合わせて歌い方を変えていくことも重要です。
先程取り上げた、ギターソロ中の
うぉおう いぇえ~ ふぅー!
であっても、曲にマッチしていればギタリストが不機嫌になることはないでしょう。
3.荷物もってくれ!
ボーカリストは身軽です。
荷物があったとしても、マイクと小さなボーカル用エフェクターくらいなものでしょう。
それに対してギタリストが持ち運ぶ機材はかなり大変です。ギター、アンプ、エフェクター、その他の小物がもろもろ…
自分だけさっさとセッティングを終えて、喫煙所でぷかぷかやっていませんか?
人間関係を良好に保つためにも、できることは手伝ってあげましょう。
また、セッティングに時間がかかる楽器隊が色々な調整をしている中、マイクをつないでハイおしまい!となっていませんか?
実はボーカルも環境に合わせたイコライジングをする必要があります。
特にバンドサウンドに埋もれてしまいがちなボーカルは、自分の声と周囲の楽器に合わせたイコライジングができるように勉強しましょう。
まとめ
ボーカリストは一番目立つ花形的ポジションですが、曲を構成する一つの要素という意味では他の楽器と同じです。
そこを 【ボーカルは特別】 という意識でいると、役割的に近いポジションにいるギタリストとぶつかりやすくなります。
【ボーカルは体という楽器の一つ】と捉え、他の楽器との意識を統一しましょう。
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メインの楽器はギターで、春畑道哉先生(TUBE)と松本孝弘先生(B’z)を崇拝しています。
その他にベース・ドラム・キーボードも自分でいじって遊んでいます。
YouTubeにてその様子を公開しているので、興味のある人は見てください。