ボーカリストと一口に言ってもその種類は様々です。ロック、オペラ、民謡、アニソンなどそれぞれ特徴が全く違う音楽です。
当然、音楽のジャンルが違えば、ボーカルの特徴や求められるものも違ってきます。
今回はロック(ポップスも含む)に焦点を当て、求められているスキルとはどんなものか見ていきましょう。
歌のうまい人は星の数ほどいる
単純に”歌がうまい”と言っても細かく分けると、うまいと判別できる色々な要素があります。
- 音程を外さない
- 抜群のリズム感でノリがいい
- ロングトーンを出せる声量がある
- どこまでも伸びる艶のあるハイトーン
- 多くの人が絶賛する魅力的な声
どれもボーカリストとして身に着けておきたいスキルです。
しかし、上記のような要素を全て併せ持つボーカリストというのは身近にいれば一目置かれる存在ですが、日本という枠で見れば特に珍しい存在ではありません。
ましてや話を世界まで広げれば星の数ほどいます。
当サイト、うたいれ!で歌手検索してみるとわかりますが、当サイトの登録者だけでも非常にレベルの高いボーカリストが多いです。
ちょっと失礼な言い方になりますが、登録者のみなさんは別に有名人というわけではありません。ボーカルトレーナーなどもいらっしゃいますが、基本的には学生や一般企業でお仕事をしている一般人です。
そんな優れた歌唱力をもつ人がたくさんいるなか、歌唱力でナンバーワンを目指そうというのはなかなか困難です。
ロックは個性で勝負!
実力で勝負することが難しいなら個性で勝負です。歌唱力というのは個性も含め、トータルで歌唱力です。(と私は思っています。)
ボーカリストに限らずですが、音楽の良し悪しを決めるのは音程でもリズム感でもありません。最終的に多くの人が『この人の音楽はステキ』と思ってもらえれば成功なんです。
最も極端な例として、銀杏BOYZを聞いてみてください。
(引用:YouTube 銀杏BOYZ – 援助交際(PV))
この手のボーカリストはおそらく自分でも音程を重視しようなんて思っていません。この個性的なスタイルは好まない人も多くいるでしょう。
しかし、銀杏BOYZは武道館でもライブができるほどの人に支持されているロックバンドです。それだけのファンがいるわけですから、このバンドのボーカリスト・峯田さんを否定することはできませんね。
そもそもロックは色々なジャンルの音楽要素を持つ自由度の高いジャンルです。古くはブルースなどの黒人音楽がルーツですが、今やそこにこだわる必要は全くありません。
自由度が高いからどんな個性でアピールしたっていいのです。
なりたい自分をイメージしよう
自然と独創的な個性を持っている人はいいとして、”個性を持て”と言われても多くの人は困るでしょう。
まずは色んな歌を歌う自分を見直してみましょう。録音ではなく、録画した方がいいです。一人でカラオケなどに行き、誰の目も気にせず超ノリノリで歌ってみる姿を録画するんです。色んな曲調やアーティストで試した見た方がいいですね。
それを見ることで自分を知り、どんなタイプのボーカリストになりたいか決めましょう。方針が決まったらそこを追求して伸ばすだけです。
最後に、注意点がふたつあります。
まず、基本的な能力の向上も忘れてはいけないということです。
やはりある程度の基本能力がなければ、どんなに個性的でも大衆に支持されるのは難しいでしょう。ボイトレや歌いこみは絶対です。
もうひとつが、仮歌シンガーとしては受け入れられないということです。
偶然、ウリにしている個性が依頼者とマッチすればいいですが、個性は独創的であればあるほどマッチする曲が少なくなります。
うたいれ!のような仮歌フリマサイトに登録して活躍したい場合、そつなく歌う能力や作曲者の要望に沿って歌える能力の方が重視されます。
もっと歌が上手くなるための一歩を踏み出そう
もっと歌が上手くなりたい、歌声にもっと自信をつけたい、そんな時は一度プロのボイストレーナーに相談してみるのはいかがでしょうか?基礎から一度見直してもらったり、歌の悩みを相談できたりと、多くの学びがあります。
どんな雰囲気でレッスンをしているかを掴むためにもまずはお近くの無料体験レッスンが出来るマンツーマンのボーカルスクールに一度足を運んでみるのはいかがでしょうか。
ボイストレーニングを受けて、今よりももっと上手く歌えるようになって多くの人を感動させられる歌への一歩を踏み出してみましょう!
メインの楽器はギターで、春畑道哉先生(TUBE)と松本孝弘先生(B’z)を崇拝しています。
その他にベース・ドラム・キーボードも自分でいじって遊んでいます。
YouTubeにてその様子を公開しているので、興味のある人は見てください。