「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、歌うことが好きであれば必ず上手くなれるのかと言われれば、そうではありません。上手くなるためには最低限抑えるべくポイントが存在しているのです。
今回は、歌は好きだけど声も小さく音痴でお世辞でも上手いとは言えなかった私が、ライブでも色々な方に褒められるようになり、カラオケでも精密採点95点以上の常連になるために抑えた基本的なポイントを紹介します。
基礎力向上のために意識するポイント
まずはしっかりと声を出すことから
歌うことの基本はしっかり声を出すことです。私のように声が小さく通らないことでお悩みの方は、まずはとにかく声を出す練習をしましょう。
スピード感がある曲を練習曲として選び、可能な限り大きな歌声で歌うのです。ちなみに私のおすすめは「愛をこめて花束を」です。このとき、地声で叫ぶのではなく、大きな歌声で歌うのがポイントです。大きな歌声を出すためには、たくさん息を吸わなければ歌えないのでここを意識してみましょう。
音程やリズム感等はひとまず置いておいて構いませんので、たくさん息を吸って吐いて、喉を傷めず大きな声を出すことに集中しましょう。
音程を合わせましょう
リズム感も大切ですが、音程は最も重要です。先程説明したポイント1つめで、声がしっかりと出るようになったら音程を確実に取れるようになりましょう。音程が取れるようになるためには、間違っている音に気づける状態を目指します。
具体的な方法としては、ピアノやピアノアプリで1つの音を出し、被せて同じ音を発声しそれを録音します。聞き直した時に、音程があっていれば何も違和感はありませんが、少しでもずれていればよく聴くと音が波打って変に聴こえます。
はじめは分からないかもしれませんが、なるべく自分の声を聞くことを習慣づけて、客観的に声を聴き、音程があっていないことに気づけるようになりましょう。
最終的に録音せずとも音程の違いに気づき、その場で修正できるようになればかなり歌唱力は上がります。耳の良さは一朝一夕で身につくものではありませんので、大変ですがコツコツ耳を鍛えましょう。
表現の分析をする
1曲歌って録音してみると思いのほか平べったい表現になってはいませんか?
そんな時は、あなたの出せる一番大きな声を10、最小を1として考え、曲のどの部分がどの音量で歌う部分なのか分析しましょう。
どこをどの音量で歌うのか決め、意識するだけで曲にメリハリが出て物語性が見えてきます。
まずは声・音程・強弱の意識から
以上の「声を出す」「音程を合わせる」「強弱を決めて歌う」3点を意識的に行えば、必ず基礎力が向上し更に一回り上手くなります。
「歌が好きだけど、どうすれば上手くなれるのか分からない」という方はぜひ一度お試し下さいませ。
歌の練習方法をしっかりと勉強したい人へ
歌の練習方法ですが、もし今まで完全に独学でやってきたという方は、まずは書籍でざっとで良いので勉強してみることをオススメいたします。
こちらの書籍は、練習のコツや意識するポイントを細かく知ることができ、今までなんとなくで歌ってきた人が次のステージへ進むのに大変役にたつ書籍です。
また少しハイレベルな内容にはなっていますが、こちらは人体の構造や発声原理など確立した理論に基づく、具体的かつ詳細な練習法を紹介しています。「もっとしっかりと勉強したい!」という方は手元に置いておくべきバイブルとも言えるでしょう。
もっと歌が上手くなるための一歩を踏み出そう
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