毎日スタジオやカラオケボックスで練習…が出来たらいいのですが、ほとんどの方はそんな時間も費用も捻出するのは難しいかと思います。今回は家でも騒音苦情が来ない、たった5分で歌が上達するお手軽練習メニューをご紹介します!
呼吸(ブレス)の練習
まずは腹式呼吸が出来ているか確認!
歌うときに呼吸はとても重要です。その中でも「腹式呼吸」がいい、ということを聞いたことはありませんでしょうか?腹式呼吸は筋肉を固めない・長く息が吐けるので歌にはもってこいの呼吸方法です。上半身のリラックスが出来ないと腹式呼吸にはなりません。
吸ったらおなかは膨らむ、吐いたらおなかは凹むのが腹式呼吸です。
吸った時に一緒に肩が上がってしまう場合は腹式呼吸になっていません。どうしても肩が上がってしまう場合は、仰向けに寝転んで息を吸ったり吐いたりしておなかの動きを確かめましょう。
ドックブレスで腹式呼吸をマスター!
走り終わった後の犬を想像してみてください。舌を出して短い息で「ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ」と息をしていませんか?そう、犬も常に腹式呼吸で活動しているんです!
「ドックブレス」は一番簡単な腹式呼吸のトレーニングです。
走り終えた犬を真似るように軽く「ハッ、ハツ、ハッ、ハッ」と短く切って発声してみてください。段々自分に合った息の量が吐けるようになってきて、歌いやすくなってきます。
ここで欲張って大量の息の吐きすぎると酸欠を起こしますのでご注意を…。
あくまで「軽く」です。極端にお腹はベコベコ動かしたり、自分でお腹を押し込まないようにしましょう。
舌を脱力させる練習
口を閉じてる時、ベロはどこにありますか?
口を閉じてる時は常に下の歯のところにベロがあるという方!この状態、ベロに力が入っています…!本来のベロの位置は上あごにくっついて軽く歯が開いている状態であること。この状態がベロ、そして口回りの脱力につながります。寝ている時はベロは自然と上あごにくっついている状態なので、気づいたときに上あごに舌を持ってくるようにしてみてください。
ベロも脱力するためのトレーニング
喋っていてよく噛む方は、9割がベロが硬いです。(私個人調べ)
つまりは歌うときも相当ベロを力ませて高音を出している可能性が大…!まずはベロのストレッチをしてみてください。
①素速く「タカタカタカタカタカ…」と言ってみる
②素速く「タラタラタラタラタラ…」と言ってみる
③しっかり「ラ・レ・ラ・レ・ラ・レ」と舌を使って言ってみる
この3つがお勧めです!すぐに言えない方の方が多いのではないでしょうか?
スピードアップして言えたらいいのですが、言えないのに最初からスピードを出しても意味はありません。どうしても舌の動きが鈍い方はゆっくりからスタートしてはっきり言えるようにしてみてください。
今日から出来るお手軽トレーニング
今回ご紹介した練習方法はものすごく地味!なのですが、歌の基礎中の基礎です。
1日たった5分で出来る練習なので、是非!毎日実践してみて下さい。
もっと歌が上手くなるための一歩を踏み出そう
もっと歌が上手くなりたい、歌声にもっと自信をつけたい、そんな時は一度プロのボイストレーナーに相談してみるのはいかがでしょうか?基礎から一度見直してもらったり、歌の悩みを相談できたりと、多くの学びがあります。
どんな雰囲気でレッスンをしているかを掴むためにもまずはお近くの無料体験レッスンが出来るマンツーマンのボーカルスクールに一度足を運んでみるのはいかがでしょうか。
ボイストレーニングを受けて、今よりももっと上手く歌えるようになって多くの人を感動させられる歌への一歩を踏み出してみましょう!
ピアノコンポーザーでボーカルコーチ。変拍子多めの海外・邦楽のポストロックが好き。ソロプロジェクト【sister tom】にてピアノボーカル・作曲作詞を担当、キーボードにエフェクターを繋ぎまくってライブをしています。使用機材はCubaseとstudio one、自他共に認める機材マニア。関西・関東にてボーカルコーチとして3ヶ月で高い声を出し続けても枯れない喉を作るレッスンを提供中。生徒さん募集中です!