作曲が行き詰っているいる人の多くは、曲先の場合ではないでしょうか?
詩先の場合はすでに出来上がっている歌詞を元に曲を作るので、全く何も思いつかないということはないはずです。
今回は作詞に焦点を当てた作曲のアドバイスをしていきます。
※曲から作っていく場合を曲先(きょくせん)、詩から先に作っていく場合を詩先(しせん)と言います。
1.仮詩はパクりでOK
コンペなどで曲を募集されている場合、仮詩をつけて曲を送るのがほぼ必須です。
これは無機質なシンセなどのメロディーだけでは曲がわかりにくいからです。
以前は仮詩なしでの応募もありましたが、最近は見かけなくなりました。
つまり、詩というのはそれだけ曲に影響を与えているということです。
コンペに挑戦しているプロやセミプロの方に使える方法ではありませんが、アマチュアが曲を作る場合、一度何かの歌詞を丸パクリするのも一つの手です。
曲ができてから歌詞は本チャンのものに書きかえればいいので、仮詩は丸パクリでも問題はありません。
2.恥ずかしい歌詞でOK
丸パクリで問題になるのが、譜割が合わないということです。
仮詩なのでちょっとくらい聞きとりにくくても、強引に合わせたり削ったりする方法もあります。
しかし、もう一つの手段として自分で仮詩を書くという方法があります。
この場合、多少の作詞能力があればコンペの応募にも使えますが、特にそういう目的でない場合は作詞能力ゼロでも大丈夫です。(ゼロはちょっとまずいかも)
自分が作曲するにあたってやりやすければ、創作意欲が湧けば、クオリティは低くてもいいのです。
あーいしてるぜベイベー!100年先も~
バイクを~走らせーてぇ~ 未来への道~!
こんなので充分です。
たまにこういった仮詩であっても、絶妙に曲とマッチしていれば本採用される場合もありますしね。
3.英詩で書いてみる
これはB’zの稲葉浩志さんが初期によく採用していた手法です。
B’zのような洋楽ハードロックテイストが強い楽曲には、英語の方がハマりがいいのでこういった手法で作詞していたようです。
B’zの場合は曲先なので、英詩をあててプリプロを作った後に日本語詞を考えるというやり方でしたが、詩先の場合でもこの方法は有効です。
英語が全然わからなくても、そのへんの歌詞カードからパクってしまえば大丈夫です。
日本語と違い、譜割も気にせずガンガンメロディーに当てはめていくこともできます。
デメリットとしては、極端に英語の発音が悪い人は創作意欲という意味で逆効果になるので注意です。
4.まとめ
仮詩について書いてみましたがいかがでしたでしょうか?
メロディーだけから曲を作るよりも、やはり言葉があった方がイメージできるものが具体的で作りやすいはずです。
仮詩から作った曲に本チャンの詩が乗った時、全然イメージしていたものとは違う歌詞がきたりもしますが、それもまたアリです。
作詞者と作曲者が別人の場合、そういった変化を楽しめるのも音楽の魅力です。
メインの楽器はギターで、春畑道哉先生(TUBE)と松本孝弘先生(B’z)を崇拝しています。
その他にベース・ドラム・キーボードも自分でいじって遊んでいます。
YouTubeにてその様子を公開しているので、興味のある人は見てください。