プロミュージシャンの話で、持ち曲は1000曲ストックがあるとか、毎日1曲書いているとか、割とよく聞く話です。
さすがプロは違うね!
と、思うかもしれませんが作曲ってどこまでが作曲でしょうか?
実は、大量にオリジナル曲をストックしている人のほとんどは、コードとメロディのみです。
しかも似たような曲がたくさんあります。
ストックといっても、この段階ではまだ曲ネタというレベルです。
しかし、ネタレベルであっても、似ているものがあるとしても大量に作り続けるのはなかなかマネできることではありません。
そこで今回は、簡単に作曲する方法をいくつかピックアップしてみました。
コードとメロディだけでもたくさんストックしておけば、どんな作曲の要望があっても対応することができるようになります。
コード進行だけパクる
ギターやピアノなどでコードを鳴らし、弾き語りをすると気付くのですが、コード進行のパターンはある程度決まっているのです。
これは曲のキーによって使える音が決まっているのと、かっこよく聞こえるコード進行というのは決まっているということです。
音楽理論を勉強した人なら当然の知識ですが、独学で楽器を覚えた人はこういった知識を持ち合わせている人は少ないです。
そこで活躍するのが弾き語り用のコードが載っている本です。
名曲のコードがいくつも載っているのでここからパクってしまいましょう!
いや、それじゃすぐにバレるじゃん!
と思うかもしれませんが心配はいりません。
コード進行のパターンなんかすでに出尽くしているので、問題はそこでどんな演奏をするのか、どんなメロディーを乗せるのかで曲は全く違ったものになります。
弾き語り本の優れたところは、小節数が書いていないところです。
歌詞の上にコードが書いてあるだけなので、知らない曲なら、そのコードが何小節続いているのか、どんなメロディーが乗っているのか全く分かりません。
純粋にコードが変わっていく流れだけを知ることができるのです。
パクリであってもパクったことがバレずにネタだけ頂くことができます。
ベースだけパクる
あまりステージでは目立たないベーシストですが、もちろんバンド内では欠かせない縁の下の力持ち的な存在です。
ハードロックやメタルなどのジャンルではひたすら8分や16分で刻んでいることが多いですが、ポップスなどではこっそりとメロディアスでかっこいいフレーズを弾いていることがあります。
プレイヤーではなく、リスニング専門の人達はこういったフレーズを意識して聞いていることはほとんどありません。
全体の雰囲気として”なんかここかっこいいな”くらいにしか感じていません。
そのフレーズを抜き出して、サビのメロディーやメインリフとしてパクってしまいましょう。
パクリ元があまりに印象的で目立つフレーズだとバレるかもしれませんが、ほとんどの場合は誰にもバレることはないでしょう。
普段からベースにも着目して音楽を聴いていることが大切です。
ハードオフに行こう!
これは盛大にパクリです。音楽を仕事にしている人は使えませんが、そんな人は恐らくこのページを参考にしていないでしょう。
まずはハードオフのジャンク品コーナーに行きます。
そこにはアルバム1枚100円や200円で大量のCDが売られています。その多くは1発屋でシングル数枚しかヒットせずに消えたアーティストや、そもそもヒットしていないアーティストのCDです。
つまり、収録曲はほとんど誰も知らない曲ばかり…
パクリ放題です!
バレない保証はできません。しかし、アマチュアバンドがライブで弾くくらいなら、元ネタがバレたとしてもそんなに大騒ぎにはなりません。
おまけ(失敗例)
実体験に基づく失敗例です。
私が中学生くらいの頃、the pillowsはまだ無名の地下アーティストでした。
メジャーレーベルではありましたがほとんど売れることはなく、本人たちも流行に乗って売っていくようなスタイルではなく、それが当時の私にはかっこよくて好きでした。
どうせ誰も知らないと思い、何曲かpillowsの曲を元ネタにオリジナル曲を作っていました。
しかし、ジワジワとpillowsはバンドマンを中心に認知されてきて、ついにミスチルとコラボしたり、武道館ライブを行うまでのアーティストになってしまいました。
止む無く、私のオリジナル曲の何曲かはお蔵入りになりました。
「なんであの曲やらなくなったのー?」
「う、うん。ちょっとね…」
こんな会話をしたのを覚えています。
そりゃ元ネタがプロなんだからクオリティが高かったのは当然です。
パクリもほどほどにしましょう。
メインの楽器はギターで、春畑道哉先生(TUBE)と松本孝弘先生(B’z)を崇拝しています。
その他にベース・ドラム・キーボードも自分でいじって遊んでいます。
YouTubeにてその様子を公開しているので、興味のある人は見てください。