作詞をするなら日常的に本を読むようによく言われますが、それは本当でしょうか?
本はさまざな文法を学べるし、表現技法も学ぶことができます。決して本を読むことが間違いだとは言いませんし、作詞家にとってプラスの要素が多くあることは作詞家でなくとも想像がつくでしょう。
しかし、読書が作詞家にとっての絶対条件か?と言われるとそれは違うと私個人としては思います。
1冊の本を読むのにはかなりの時間がかかりますし、本を読んだことで作詞スキルとして身に付くのはもっと時間がかかるでしょう。
ここでは、本を読んで基礎的な能力をあげるのではなく、手っ取り早く作詞ができる手法を紹介していきます。
作詞は作曲だ!
心にジーンとくるタイプの名曲の歌詞をいくつか見ていると、ふと気づくことがあります。
なんかあんまりたいした歌詞じゃないな
こういうパターンはかなりあります。
曲のメロディと歌詞がガッチリマッチしていると、ありふれた言葉やド直球な表現であっても名曲になります。
逆にどんなにイイ歌詞でも、曲やボーカルに表現力がなければ何も伝わりません。
つまり作詞は、作曲の一部になり得るのです。
作詞専門の方には当てはまりませんが、詞先・曲先で別々に作っている人は同時に作ってみてはいかがでしょう?
歌詞だけ単独で作るよりも、なにか思い浮かぶ確率が上がります。
メモ帳を常備
定番ではありますが、やはりメモは重要です。
ふっといい言葉が思い浮かんだ時はすぐにメモを取れるようにしておきましょう。
先程の、歌詞とメロを同時に出すパターンであれば、スマホの録音機能を使うといいでしょう。
ただメモをもって生活するだけではなく、歌詞のネタ集めをするために散歩するのもアリです。
公園や繁華街、色々なモノや人に目を向けながらメモを片手に歩いてみましょう。
図書館はネタの宝庫
読書をすすめないと言っておきながら図書館に行けというのもおかしいですが、なにも読書をしてくださいというのではありません。
ただ大量の本のタイトルを見ながら図書館を徘徊するだけでいいのです。
気に入ったタイトルがあったかそれを元に物語を膨らませましょう。
パラパラっとページをめくり、気に入った表現の一部くらいならパクっても問題ありません。
作詞の基本能力を高めるのではなく、ネタ集めとして図書館を活用するわけです。
まとめ
いくつか作詞に役立つ小ネタを挙げましたが、私自身が身を持ってわかっている最も重要なことは書き続けることです。
これだけは間違いないと断言します。
作曲、楽器の演奏などと同じで、書き続けなければカンもネタセンサーの精度もガタ落ちします。
小ネタはあくまで小ネタでしかありません。
いい歌詞を書きたいならとにかく書きまくりましょう。
10曲に1曲でも名曲が生まれれば、それはすごいことです。
メインの楽器はギターで、春畑道哉先生(TUBE)と松本孝弘先生(B’z)を崇拝しています。
その他にベース・ドラム・キーボードも自分でいじって遊んでいます。
YouTubeにてその様子を公開しているので、興味のある人は見てください。