普段私は40名程の社会人合唱サークルに参加しています。複数の声域パート(ソプラノ・アルト・テナー・バス等)に分かれて、1人1人の声を重ねて1つの歌を作り上げるのはとても楽しいものです。
ただ、合唱では個々人の音の出し方が独特すぎるとかえって際立ってしまい、奇麗な歌ではなくなってしまいます。合唱で失敗しない為のポイントを2つお伝えいたします。
合唱で気をつけるポイント
指揮者をしっかり見ること
1つ目は指揮者の合図をよく見ることです。大勢で歌っていると複数のパートの音が重なって楽しくなってしまい、ついつい自分の声を思いっきり出したくなるところですが、歌の流れの中では強弱が存在します。
指揮者の人は手を使って「もう少し音を出して」や「音を弱めて」等、全体に指示を出します。また、時には各パートの方向を向いて、パート単体で音の強弱を指示してきます。音の強弱をつけることで大事な部分を際立たせることができるので、自分の声を声量全開で出さずにきちんと指揮者の強弱の指示を見ながら歌うようにしましょう。
が行の濁音を強く出さないこと
2つ目に「がぎぐけご」の音をそのまま強く出さないことです。
歌う時に「が」を例に出すと「が」の前に僅かに「ん」を鼻から抜けるように出して「んが」と音を出すようにします。露骨に「ん」と「が」を分離せず、「ん」を分からない程度に濁音の前につけて喉ではなく鼻から声が出るイメージで歌うようにします。
「ぎぐげご」も同様です。が行の濁音は音が強く出る傾向にある為、そのまま声に出すと不快な音に聞こえてしまうことが多いからです。少し練習すると慣れるので意識してみると自然に出せるようになります。
意識をするだけでより合唱を楽しく
皆で協調して奇麗な歌を作り上げることができた時の感動は大きいものです。合唱で是非2つのポイントを意識してみてください。
もっと歌が上手くなるための一歩を踏み出そう
もっと歌が上手くなりたい、歌声にもっと自信をつけたい、そんな時は一度プロのボイストレーナーに相談してみるのはいかがでしょうか?基礎から一度見直してもらったり、歌の悩みを相談できたりと、多くの学びがあります。
どんな雰囲気でレッスンをしているかを掴むためにもまずはお近くの無料体験レッスンが出来るマンツーマンのボーカルスクールに一度足を運んでみるのはいかがでしょうか。
ボイストレーニングを受けて、今よりももっと上手く歌えるようになって多くの人を感動させられる歌への一歩を踏み出してみましょう!
うたいれスタッフ。作曲家・シンガーの皆様に有益な情報をお伝え致します。
アマチュアからプロまで。シンガーと作曲家を繋げる、仮歌・歌入れを専門としたスキルのフリマサイト「うたいれ!」も合わせてご活用下さい。