シンガーと作曲家を繋げる、歌声専門フリマ「うたいれ!」はこちら

絶対に飽きない練習方【ギター編】

ギター

楽器の上達度合いは才能、効率、幼少期の音楽教育など様々な要因が絡み合って決まります。ごく一部の天才と称される人は、少ない練習量で圧倒的な腕前を見せることがありますが、ほとんどの人は練習量が決め手になります。

しかし、わかってはいても何年もの間、毎日弾き続けることは簡単なことではありません。
そこで、今回はなるべく長い時間楽しく弾き続けられるような、飽きない練習方法を紹介します。

1.練習は心の武道館で

地道なスケール練習が必要であってもハッキリ言って面白くありません。

練習で大切なのは毎日弾き続けることです。多少効率が悪くても関係ありません。続けられる楽しい練習をしましょう。

まずは好きなアーティストのライブ映像を買ってきましょう。そして、アナタはそのライブで歓声を浴びているギタリストです。人目もはばからず、ノリノリでライブをしましょう。
お母さんやお姉ちゃんに見つかっても気にしてはいけません。観客だと思ってサンキュベイベー!とあしらいます。
難しい曲でも「あ、この曲弾けない」とか考えなくていいです。テキトーに音をとりながら弾けているつもりでライブをします。

ただのライブごっこのようですが、これは心理学における同一化というものです。
自分の尊敬する人などに自分自身を重ね合わせ、その人が体験していることを自分のことのように感じることです。
好きなモデルと同じ服をコーディネートしたりするのと似ていますが、これはやっていて非常に気持ちいいものです。

これだけで練習時間を1時間半~2時間くらい稼げます。

2.スケールが大切だと気付く

ノリノリライブ作戦にも飽きた頃、冷静になって気付きます。

「全然オレ弾けてねーじゃん」

プロの素晴らしいサウンドに重ね合わせて弾いているので、なんとなくうまく弾けているような気がしますが実際は雲泥の差があります。
そうすると、やはりスケール練習なしではいけないということが身を持って理解できます。

限界を感じたアナタは、憧れのギタリストに近づくべくスケール練習を始めるでしょう。

3.スケール練習はつまらないと気付く

熱心にスケール練習を重ねた後にまた気付きます。

「スケール練習はつまらない」

ここで言う”つまらない”はただ練習がつまらないということではありません。スケール練習だけ頑張ってもつまらないギタリストになってしまうということです。

理論上、様々なスケールを完璧に覚えればどんなギターソロも弾けるのですが、実際はどんなギターソロも弾けません。ただ曲のキーに合わせた音の配置がうまくなるだけです。

ノリノリ一人ライブをやっていた頃のメチャクチャなギターソロはどこかカッコよかった気がしませんか?

音楽は経験が積み重ねたセンスが重要です。スケール練習でセンスは身に付きません。

まとめ

1日の練習時間の4割をノリノリ一人ライブをやり、5割は完コピをしましょう。スケール練習は1割もやっておけばOKです。

完コピを繰り返すことでスケールは自然と身に付いていきますし、色々なギタリストのクセを覚えることで自分オリジナルの味が出てきます。

「絶対に飽きない練習方法」というタイトルに対してクレームが来そうな気がしますが、あえて少し乱暴な言い方をしましょう。

ギターが、音楽が大好きならノリノリ一人ライブと完コピは楽しいので飽きないはずです。これですら飽きてしまうなら、どんな練習をしていてもいつかギターを辞めてしまうでしょう。